株式会社照和

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2018.11.24
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認知症介護の「成果」を発信します!!

デイホーム照和は「認知症予防の関わりと認知症の人が困らない生活を応援します。」を活動テーマとして、介護サービスを実施しています。

今回は、介護現場で実感した「成果」をご報告します。

先日、レビー小体型、脳血管性の混合型認知症の方の対応をしたケースでした。

ご自宅にお送りし、こたつへ誘導する。

利用者:「ここがどこだかわかんないんだよ。」と当たりをキョロキョロ見渡している。

私:「ここは○○さんのお家ですよ。今日はデイサービスに行って、今到着したところですよ。」

利用者:「そう。でも分からないんだよ。お父さんはどこにいるの?」※すでに他界している。と体を左右に動かし落ち着かない様子。

私:「ご主人は仕事に出かけているので、もうすぐ帰ってきますよ。○○さん、トイレに行きませんか?」

利用者:「今は行きたくないよ。廊下に出て様子を見てきます。」と立ち上がろうとする

私:立ち上がりの介助をする。「立ったついでにトイレに寄ってみませんか?」

利用者:「はい。」

トイレに座ると中量の排便がありました。その後こたつに誘導すると落ち着いた様子で座っておられました。

このケースで確信したことは「認知症の方の言葉が100%の訴えではない。」ということです。また、認知症の行動・心理症状(BPSD)と便秘による不快感は密接に関係しているということです。

認知症介護を実践する上で、成果「気付いた!」の積み重ねが適切な支援につながることを感じるケースでした。