2022.06.30
- ケアプラン照和ブログ
高齢者向けの熱中症対策7項目
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熱中症で救急搬送される人のうち、実に約半数は65歳以上の高齢者です。安全だと思いがちな自宅で発症することが多い高齢者の熱中症対策のポイントをまとめました。
- ①「気温・湿度」を測って現在の温度を知る
- 室温は28度以下、湿度は50~60%くらいに保ちます。ただし、室温が28度でも湿度が80%以上ある場合は注意。暑いと感じたときには熱中症を発生している可能性もあります。早めの行動を心がけましょう。
- ②「水分補給」はこまめに行う
- 高齢者は、若い人より脱水症状を起こしやすく、回復しにくい特徴があります。夏は汗をかく機会が増えるので、のどが乾いていなくてもこまめに水分を摂りましょう。水を飲み込むことが難しい場合は、市販の水分補給用のゼリーなども上手に利用してください。
- ③「室内の気温を適温」にすることを意識する
- 「室温を28度に保つこと」と「エアコンの設定温度を28度にすること」は違います。部屋の階や日当たりによって室温は変わるので、温湿計でこまめにチェックし、それに応じてエアコンの設定温度を変えるようにしましょう。
- ④「外出時」の熱中症対策ポイント
- 外出時の服装は、白のゆったりとした服がおすすめです。白は太陽の熱を吸収しにくく、ゆったりとした服は皮膚からの熱を逃しやすいためです。日傘は、日陰をつくる黒色がおすすめです。木陰で風が気持ちよい場所ではなるべく肌を出し、皮膚から熱を逃しましょう。
- ⑤「お風呂」も注意
- お風呂に入ると汗をかいて水分が失われます。入浴前後に忘れずに水分を摂りましょう。また、湯温は40度以下のぬるめに設定し、長湯をしないように注意しましょう。
- ⑥「就寝時」も注意が必要
- 就寝中に熱中症になる高齢者も少なくありません。就寝前や起床後の水分摂取に加え、枕元に飲料を置いておくと安心です。また、就寝時のエアコンの使用を「からだによくない」と考える方もいますが、それは使い方次第です。室温を28〜29度に保つように連続的にエアコンを使用することで熱中症対策に加え睡眠の質も上げることができます。
- ⑦「周りの人」が注意すること
- 高齢者のお世話をする人は、1体調、2具合、3環境の3点に気を配りましょう。
投稿者:乾恵美