Y様とは、闘病中の奥様の担当をさせていただいている時からのご縁です。

Y様は奥様への想いがとても強いお方で、奥様の気持ちを尊重して、

「できる限り自宅で過ごさせたい。」と、熱心に奥様のご支援をされていました。

ところが支援の最中に、Y様がパーキンソン病を発症。

日に日に体が強張り腰も曲がり、身体の痛みが強いとおっしゃる事が増えていきました。

県外に住む長女様たちの支援を頼りながら、なんとか奥様のお世話を続けていました。

しかし、遂にドクターストップ。

Y様は入院し治療に専念。奥様は施設で余生を過ごす事になりました。

お二人が入院・入所して約１カ月で奥様は他界されてしまいました。

数日後、Y様から感謝の言葉をいただきました。そしてY様から、

「一度は妻と過ごした自宅に戻りたい。できる限りそこで過ごしたい。」

と、ご意向をいただきました。

入院先で積極的にリハビリを実施したY様。病院の方達が驚くほど回復されました。

退院間近に再会した時には背筋も伸びて自信満ち溢れていました。

ずっと後方支援されている長女様からも、本人の意思を尊重してあげたいというお話もあり、

改めてY様のご支援をさせていただく事になりました。

退院してご自宅でのY様との再会は感慨深いものがありました。

事前に調整した介護保険サービスを備え、そして天国で奥様が見守る中、

いざ再出発です！

今後もY様らしく志を強く持って過ごしていただけたらと思います。

影ながら応援させていただきます。

私たちは、「人間性の向上」と「支え合い」を貫きます。

投稿者：黒田 敏行

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