株式会社照和

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2024.03.04
  • デイホーム照和ブログ
好きなことへの取り組みの先に

3月に入り、春の訪れを感じる季節になりました。

各所で、様々な花々が咲き始め、朝夕の送迎時の利用者様との会話も「福寿草が咲き始めましたね。」「梅も満開だね。いい香り。」「これから、チューリップにスイセン・・楽しみだね。」等と春を楽しむ会話が増えてきました。

 

ここでデイホーム照和をご利用されている利用者様の日々の様子を少しだけ、ご紹介したいと思います。

デイホーム照和では、レクリエーションの時間を設けておらず、各利用者様がやりたいことをやって過ごす時間が多くあります。同じお席でお話をして過ごす方、テレビを見て過ごす方、職員とお話しをして過ごす方、過ごし方は人それぞれ、十人十色です。

デイホームでは、冬から編み物ブームが到来されており利用者のAさんは数十年ぶりに編み物を再開されました。始めると、「左手に麻痺があるから動かないと思ったけど、なんとかスムーズにできるね。」と自分でもびっくりされている様でした。「今日はこんな感じに編んでみようと思って。」と編み方や、色の配色をご自宅で考えられ、利用日の編み物の時間を楽しみにされ、朝の送迎時にお話しをしてくれます。利用中、周りの方々に「すごいね!上手だね!!」と声をかけられ、編み物の話で盛り上がられています。「昔は、子供に編んであげたの。学校で驚かれてね。」と懐かしそうにお話をしてくれる場面もありました。好きな事に熱中される様子を見て、手を動かす良い機会である事と同時に、回想法を通じてAさんの思い出を知るきっかけにもなりました。

 

 

 

 

 

利用者Bさんの周りを囲んで「これ、どうやって編むの?」「教えて下さい。」と興味津々に教えてもらう様子もあります。

「私は縫物が好きなんだけど、編み物は難しくて。」と話されていましたが、Bさんの教え方がとてもお上手で、「教えてもらったから、忘れないうちに編まないと。」と熱心にかぎ針を動かす様子のCさん。

Bさんに編んでもらった毛糸のポーチを大切そうに「これ、素敵でしょ。」見せてくれるDさん。得意な事を、機興味を持ってくれるお友達に教えるBさんの嬉しそうな笑顔が印象的です。

 

 

 

冬の間は、手仕事を楽しむ様子が多く見られていました。利用者様の得意な事が知れた活動となりました。暖かくなると、また違った活動が始まると思うと、楽しい気持ちになります。また、皆さんにご報告させていただきます!(^^)!

 

「デイホーム昭和の活動テーマ」

~利用者に楽しみの場を提供し、認知症に対する悩みを減らします~

これからも利用者様のやりたい、やってみたい事に寄り添い、楽しんで過ごしていただける場の提供をしていきたいと思います。

 

投稿者 生活相談員:小田戸真弓