2015.10.02
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チームとしての連携を実感
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介護サービスを受けている方、そのご家族には様々な意向があります。
例えば、「家でお風呂に入れていないから、今日は必ずお風呂に入れて欲しい」「日中、仕事に出かけてうちに誰もいなくなっちゃうから、帰ってくるまではみていて欲しい。」などです。
本日、利用された認知症の方のご家族から「今日、お風呂に入ってもらって下さい。」と要望がありました。
職員A:○○さん、ここでお風呂に入れるように息子さんが、用意してくださったので入っていきませんか?お湯も沸かして、準備してありますので。
利用者:ん~どうしようかな・・・。
職員B:お風呂に入ればさっぱりしますからどうぞ。
利用者:でも、みんなが集まらないとどうにもならないんだよな・・・。
※その後、声かけを続けるが、なかなか入っていただけない状況が続く。
職員C:○○さん、最近眠れていますか?足を暖めると、よく眠れるそうですよ。
利用者:そうか。じゃあ、入ろうかな。(入浴される)
この会話は、入浴前の利用者と職員の会話です。職員Cの違った視点からの会話の展開により、利用者は職員に心を開き、ご家族の要望を叶えることができました。例えば入浴のお誘いをする際、いきなり誘うのではなく何気ない会話の中から本題に入り、最終的なお客様の要望に応えていく。まず職員が心を開き、相手の心も開いてもらうという「信頼関係の大切さ」を教わりました。
その方の要望に応えるためには、様々な視点があり、一番良い方法をチームの連携(情報共有)を通じて考え、実践していくことが大切であることを改めて実感しました。
熱血介護担当 高橋 良